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2006年2月12日 (日)

ヨーロッパ鉄道旅行記①

 あたり一面真っ白のロシアの高原を見下ろしながら、今回の旅の入り口となるパリにどんどん近づいていることにやや興奮してきた。初めての欧州。何が待っているか楽しみだった。ロシアを過ぎてさらに約8時間、まずは乗り継ぎ地点であるスイスのチューリヒに到着した。日本から12時間の空の旅ではあったが、機内が快適であったのと、欧州への大きすぎるといってもいい程の期待のおかげで、あまり疲れは感じなかった。

 乗り継ぎ便に乗り込み、パリのシャルル・ド・ゴール空港からフランスに入国した。到着は19時。時差の関係もあり、成田を出てからずっと陽が登っていたので、やっと、「一日が経った」という気分になった。そして、そのまま直接、ホテルに向かった。この時点では、2時間後に驚きと恐怖を感じるとは思いもしなかった。空港では白人と黒人の比率が1対1であったにもかかわらず、ホテル付近では黒人が9割近くなっていた。ここより少し北上すると、ちょうど連日暴動が起きている場所で、自然とバックパックをぐっと握り締めた。

 ホテル到着してすぐ、ベットに横たわり疲れきった身体に鞭打って凱旋門に向かった。到着すると、たくさんの警備員がおり、道路を挟んでしか凱旋門を見れなかった。この日は11月11日、第一次世界大戦の終戦記念日で、23時であるにもかかわらず、人が溢れ、凱旋門の真下ではブラスバンドが国歌を演奏していた。いきなり日本との文化の違いを肌で感じた。

 帰る前にバスティーユ広場を経由した。ここはフランス革命のきっかけとなった場所であった。今でこそ、1本の大きな記念碑しかないが、そこに描かれた壁画などを見ると、当時ここで何が起きていたか、その様子が頭に浮かんできた。

 ようやく帰宅。すでに24時半。日本を経ってから30時間以上も睡眠をとっていないので、ベットに潜り込むと、いつの間にか深い眠りに就いていた。

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